上達するためには良いダンスを「観察」すべき
どうも、厳選☆ダンス動画(@Dance_Movies)です。
ダンス上達の近道は良いダンスを観察することです。
生のダンスもいいですし、動画をひたすら繰り返し観察するのもいいでしょう。
レッスンとかは特に観察のチャンスです。
自分のダンスと先生のダンスを比較することができるので、より一層観察力が身に付きます。
「いまさら何当たり前のことを言ってんだ」と思われるかもしれませんが、意外と観察の重要性を理解してる人って少ないんですよね。
多くの人が実践しているのは、実は観察ではなくただ見ているだけなのです。
観察とは?
辞書によると、観察は
「物事の様相をありのままにくわしく見極め,そこにある種々の事情を知ること。(三省堂 大辞林)」
です。
小難しい言い回しですが、要はただ見るだけでなく、そこに存在するあらゆる要素を分解し、分析することだと理解して頂ければ良いと思います。
たとえばポージング一つとっても
・腕はどんな風に曲がっている?
・目線はどこに?
・腰の位置は?
・指先はどんな形に?
・つま先の向きは?
と細かく分析できます。
これに動きが入れば観察対象は無限大です。
・上半身はどんな軌道を描いている?
・動く速度は?
・右腕が動いたとき、左腕はどこに動いている?
・表情はどのように変化しているか?
・首や腰の角度はどんなバランスに?
・つま先とかかとでどのように体重移動している?
観察は、無意識で感じている美しさやかっこよさを意識的に分析することができます。
ただダンスを漠然と見ているだけでは新たな知見は得られません。
観察によってダンスが上達するワケ
観察によって発見したアイディアは、インターネットで検索しても出てきませんし、インストラクターからも教えてもらえないオリジナルの知識です。
すなわちそれは個人の強みに繋がります。
インストラクターが作った振付を踊る時もとにかく観察が大切です。
振り付けを徹底的に分解し、構成要素に込められた意味を分析することで、そのショーケースを深く理解することができます。
「当たり前」に見せるところは「当たり前に」なるように、「見せ場」は「見せ場」になるように作られています。
どちらも意図的に踊れるのが一流のダンサーで、それには観察が不可欠なのです。