バトルで勝てないダンサーが陥っている罠
どうも、厳選☆ダンス動画(@Dance_Movies)です。
バトルで勝てないダンサーが陥りがちな罠があります。
それはズバリ
「他ジャンルの要素を取り入れ過ぎ」
というものです。
長年やっていると他ジャンルに目がくらむ
ダンスをある程度の年数続けていると、自分のメインジャンル以外のダンスにも手を出す機会が多くなると思います。
「ダンサーならどんな曲がかかっても踊れるようになるべき」
「他ジャンルのダンスからも学ぶことがある」
「新しいスタイルを作るために他ジャンルの技術をミックスしたい」
などなど、理由は様々です。
基本的に全ジャンルのダンサーに通じる話ですが、特にLOCKERに該当者が多いので例にとってみましょう。
LOCKバトルではソウルステップや、WAACKを取り入れている方が多いですよね。
渋い曲にソウルステップで乗ったり、細かい音をWAACKでハメていったりという使い方が主ではないでしょうか。
このように他ジャンルをミックスしていくテクニックは、一見器用で実力があるように見えますが、実はジャッジにはウケが悪いです。
実力が拮抗しているダンサー同士の場合、色々ミックスしてるダンサーよりも、そのジャンル一本で戦っているダンサーの勝率の方が高いです。
それは何故か?
他ジャンルミックスが勝てない理由
ジャッジはあくまでLOCKバトルとして審査しているので、LOCK以外のテクニックは基本的に邪道として見ているからです。
中には「LOCKバトルでLOCK以外を武器にするのはズルい」とハッキリ言っている方も居ました。
踊りこなせない部分を他ジャンルで補完するのは本来のジャンルに対する逃げとして見られるようです。
LOCKで出てるならLOCKで勝負せんかい!!ってことですね。
この傾向はベテランのジャッジになるほど強い気がします。
まずはそのジャンルを極めよう
ジャンル別バトルで勝ちたいのであれば、しっかりとそのジャンルを極めましょう。
当たり前の話なのですが、意外とこれが分かってない方が多いように感じます。
長くダンスをやっていると、どうしても成長速度が鈍くなってきて他ジャンルに目移りしてしまうんですよね。
色々なジャンルのダンスをやることはプラスになりますし、良い事なのですが、それに依存しすぎるとバトルでは勝てなくなります。
某POPバトルで、非常に実力が均衡したダンサー同士のバトルがあったのですが、その時のジャッジコメントが非常に印象に残っています。
「ダンス的にはA君の方が上手かったが、POPPERとしてはB君の方が上だった。フリースタイルバトルだったらA君が勝っていたかもしれないけど、今回はPOPのバトルなのでB君に挙げた」
A君はPOP以外にもソウルステップやLOCKなどを学んでいて、非常にグルーヴのあるダンスをする方でした。
一方B君はグルーヴに関してはA君に劣りますが、POPのスキルの高さ、エグさにおいては勝っていました。
実力が拮抗している場合、そのジャンルのスキルを相手より極めている方が勝つ可能性が高いです。
フリースタイルの場合は逆の評価になることもあります。
そのことを覚えていれば、今後ダンスの練習やバトルに対する姿勢も少し変わってくるでしょう。
それでは。