「音ハメ」はダンスとしてあり?無し?
どうも、厳選☆ダンス動画(@Dance_Movies)です。
今、一部のプロダンサー界隈のツイートがきっかけで音ハメ論議がにわかに盛り上がっています。
何だかこのテーマは定期的に噴出しますね、昔からw
ことの発端はBROTHER BOMB氏のこのツイート
今のバトルの踊り方って、ただただイキってるし焦ってるし音楽性無視だからダサくね?音楽への純粋さ死んでんじゃん。音ハメ男&ENタメ郎が大活躍。観客に意識行き過ぎて、目的がイイダンスより勝つダンス。流れる音楽はバキバキ。ジャッジもマヒマヒ。辛い世界
— BROTHER BOMB (@bro_bomb) 2017年8月31日
【武器感】より【楽器感】が大切だろ
たしかに以前の記事でも書きましたが、最近は安易に観客ウケを狙って音ハメに傾倒している方が多い気がします。
更にブラボム氏は以下のようにツイート。
例えばA-POPダンサーにアニソンじゃなく、シットリR&Bかけたら死ぬほど踊りづらくて困るでしょ?マッチさせりゃ困らないのに…カマそうとするから焦るはず!音楽にマッチしなきゃ苦痛じゃん。観る方だってマッチしてなきゃ苦痛でしょ?素直になって音楽感じて踊れりゃみんながハッピーじゃん!
— BROTHER BOMB (@bro_bomb) 2017年8月31日
これは非常に分かりやすい例えですね。
結局ダンスというのは音楽があってこそ。
音楽を無視して常に自分のネタがハメられる音を探っているようなダンスはダンスとは言えませんし、踊ってる本人も見ているお客さんも窮屈な気持ちになります。
また、LOCKダンスの重鎮・HANAIさんは以下のように話しています。
音を楽しんで音楽にしてくれるのが、ミュージシャン!
— HANAI (@HANAI_wco) 2017年8月31日
ダンサーはその音楽を遊ばなきゃ。
また音に戻しちゃダメ!!
だから音ハメて言葉はおかしくない…かな?
でも入り口もキッカケも違うから人それぞれだから、人は人(笑)
俺は音楽遊びが好き!
RhythmとGroove!
これも非常に説得力ある言葉です。
音ハメに傾倒するのは音楽を音楽として聴いていないということ。
特定の音に動きを当てにいくだけのダンスは本当の意味で踊っているとは言い難いですね。
ただ一方で、音ハメがダンスとして全く無しかと言われると、それは違うと思います。
リズムやグルーブがあった上で、特定のキャッチーな音に合わせていくのは、それはそれで音楽の楽しみ方としては全然ありだと思うんですよね。
まぁその辺りの認識は音ハメという言葉の定義によって議論が分かれてくるので、次回以降で深く掘り下げていきたいと思います。
それでは。